動物児童文学作家のキム・ファンです!!
<   2017年 12月 ( 8 )   > この月の画像一覧

17/12/27 NHK 「動物の赤ちゃん」に京都のツシマヤマネコ登場

もうすっかり毎年の恒例となった、NHKの「こんにちは! 動物のあかちゃん」。今年は10周年スペシャルだった。いやいや、ぼくが本に書いた京都市動物園のツシマヤマネコの赤ちゃんと担当飼育員が登場したので、超スペシャル!

f0004331_14322730.jpgf0004331_14323262.jpg

 京都のヤマネコの赤ちゃんは、「今年の赤ちゃん20連発の番外編」というくくりで5分にわたって放送された。

10月に同園で開催されたイベント、「やまねこ博覧会」にNHKの取材チームがやってきた。

ぼくはそこで紙芝居をしたので、少しは撮ってくれるかなと期待したがナッシング^^ 雨の中、ずうっと公開中の子ネコばかりを一生懸命に撮っていた。なるほど、それはこの番組のためだったんだな。

 番組はクリスマスイブの1224日に放送された。

 惜しくも見逃したみなさん、ここから再放送のリクエストを!


[PR]

by kimfang | 2017-12-28 14:33 | トピックス
17/12/23 ツシマヤマネコ、毎日新聞で紹介


f0004331_12082652.jpg 10月にくもん出版からだした『ツシマヤマネコ飼育員物語』が22日付けの毎日新聞で紹介された。「掲載童話、書籍化ぞくぞく」という内容だ。

 そう、何を隠そうこの本は、今年1月に毎日新聞の人気コーナー「読んであげて」に掲載されたものを「大幅に加筆」し、書籍化したものだ。

ちょうど去年の今ごろは、元旦からの連載を間近に控えて胃の痛む思いをしていた。あっという間の一年だった。

 記事をについて少しだけ補足したい。タイトルに「童話」とあるが、ぼくの作品は架空のお話ではなく、事実にもとずいたノンフィクション児童文学だ。

読んであげてのコーナーでのノンフィクションは非常にまれで、関係者は、「もしかするとはじめてかもしれない」といっていた。

 事実、依頼を受けたときも、ノンフィクションを連載という形態にするのは技術的にむずかしいとからと、返事を保留したいきさつがあるほどだ。

 そう。ノンフィクションゆえに苦労が多かった。つぎの回も読んでもらえるようにするのが作家の腕の見せどころなのだが、作り話ではないので都合よくはいかない。また、限られた文字数では深く語れないところもあった。書籍化にあたっては、そのようなところに縛られることがないので、「大幅に加筆」したということだ。

 記事にもあるように、物語の「準主人公」だった「ナマブ」が連載後すぐの2月に死んだ。連載では誕生しなかった新しい命も、5月に生まれた。連載のその後の話としても、手に取ってもらいたいと思っている。

 そもそもこの物語は、ツシマヤマネコのことを多くの人に知ってもらうために書いた。本の売り上げの一部が、ツシマヤマネコのために使われるようになったことをたいへんうれしく思っている。

みなさまの力で、ツシマヤマネコという絶滅に瀕した生きものがいて、絶滅させまいと頑張っている人たちがいることを描いたこの本を、さらに広めていただければと願っている。


[PR]

by kimfang | 2017-12-26 12:10 | 出版物
17/12/16 米子エコツアー番外編 紙芝居作家、水木しげるの資料を求めて
f0004331_10045189.jpgf0004331_10051030.jpgf0004331_10045823.jpg
 せっかく境港にいくのならばと、前日に取材をしたのが水木しげる記念館。じつは12年前に米子で講演があり、そのときに一度訪れている。今回は、「水木しげるの紙芝居資料」を求めて取材した。

 紙芝居関係の講演をするときに必ずといっていいほど紹介するネタに、「ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家水木しげるは、紙芝居作家からスタートした」という事実。

 でも、口でいうだけで、その証拠となる資料は見せていなかった。何かないだろうとやってきたのだ。

 館内のパネルや展示資料に目的のものがあって、ほっとした。つぎからは、この写真を見せて話ができる。

 さて、境港にいくならば、だれもが乗ってみたいと思うのが鬼太郎列車。12年前に「鬼太郎号」は乗っているから、今回は「ねこ娘号」に乗りたかった。いやいや、ネズミの紙芝居で大きな賞もいただいているので、「ねずみ男号」乗るのもいい。どちらかに乗れればいいなぁと思っていた。

f0004331_10051834.jpg

f0004331_10052363.jpg


f0004331_10052841.jpg

 米子駅の奥まったところ0番線にその列車はくる。わくわくしながら進むと…。

あれっ? 妖怪たちの絵じゃない! ぼくが乗ったのは「山陰海岸ジオパーク号」。世界ジオパークネットに加盟できたことをよろこんでないのではない。でも、やっぱり、妖怪が描かれた列車に乗りたかったなぁ~。

 すると、通訳チームの友人から「ねこ娘」に乗って先に着いたとの連絡。反対方向には「ねずみ男号」が。くっそう、帰りは必ず、このどちらかに乗るぞ!

 で、帰りに乗ったのが「目玉おやじ号」。あちゃ~。ま、もう一度ジオパークでなくてよかったけれど、やっぱり、「ねこ娘号」か「ねずみ男号」に乗りたい!

 また、境港にきなさいということなのだろう^^



[PR]

by kimfang | 2017-12-21 10:07 | トピックス
17/12/15 米子エコツアー 韓国の子どもたちを案内 その3

f0004331_10045687.jpg今回の旅は、ただ、水鳥公園にくるのだけが目的ではない。ここで、日韓の子どもたちの交流会をすることが一番の目的。日本側から15名の参加があった。

いったい、どのような交流会になるのか? ぼくはそれがとても気になっていた。

 まずは日本側、水鳥公園館長の神谷さんからはじめた。両国の子どもたちにクイズをだすという。ところが、そのだし方を聞いておどろいた。

「問題は館のなか6カ所に、韓国語で書いてあります。韓国の方はそれを日本の方に何とかして伝えてください。答えは簡単です。日本側はみな、知っていますから」

f0004331_10043881.jpg

f0004331_10045095.jpg同じテーブルに座る日韓の子どもたちは、初めて会うし、言葉が通じないから、どこかぎこちなかった。

 ところがクイズがはじまると、韓国の子どもたちは、英語と体をつかい、スマホで画像を見せながら、何とか問題の意味を伝えようと積極的に日本の子どもたに話しかけた。

 それを受けて日本の子どもたちも、必死に答えを伝えようと努力した。

 みるみるうちに、両国の子どもたちが仲良くなっていく。 

 つぎは韓国側、花浦川湿地公園館長のクァクさん。事前につくってきた「KOREA JAPAN」2羽のハクチョウを60個のジクソーパズルにした、そのひとつひとつにみんなで絵を描き、その裏に自分の連絡先を書く工作をした。日韓の子どもたちが、それを使って連絡先を交換した。

f0004331_10050466.jpg

f0004331_10051025.jpg

いままでぼくは、数々の日韓子ども交流の通訳を務めてきたが、こんな短時間で、こんなにたのしく、深く仲良くなれた交流はなかった。

 それもこれも、日韓両館長の経験とアイデア、何よりも館長同士の友情があって、これが成し遂げられたと思った。

 記憶に残る、すばらしい交流会だった!

おわり。


 ※集合写真は、水鳥公園のホームページより








[PR]

by kimfang | 2017-12-20 10:07 | トピックス
17/12/15 米子エコツアー 韓国の子どもたちを案内 その2

f0004331_10204228.jpg

いよいよ2日目は、今回の旅の目的地である「米子水鳥公園」。ここは、中海の東の端にある、広さ28haもある水鳥たちのサンクチュアリだ。220種を超える鳥が確認されている。特に冬になるとやってくるコハクチョウが有名。コハクチョウは夜は公園で寝て、朝になると島根県安来市にえさを食べにいき、また、夕方になると帰ってくる。

韓国の子どもたちは公園にいく前に、水田にいるコハクチョウを観にいった。

「灰色のハクチョウがいるから探してごらん」

 子どもたちは水鳥公園・ネイチャーセンター館長の神谷さんから説明を聞き、双眼鏡をのぞきながら発見シートに書かれているハクチョウを探した。

 ハクチョウは「白」い鳥なのに灰色の鳥がいる。それこそは「見にくいアヒルの子」。やがて白くなる子どものハクチョウなのだ。

f0004331_10205411.jpgf0004331_10204942.jpg「先生、全部できましたが、もぐっているのいません!」

 子どもたちが声をそろえていった。熱心にシートを見ている証拠だ。

それにしてもこの発見シートはよくできている。水鳥公園のものをぼくが韓国語に訳したのだが、わかりやすい絵があるから声を張りあげて説明しなくてもいいし、自然と説明に関心がいく。これまでも、コウノトリやガンなど、子どもたちを野外観察に連れてきたが、こんなシートをあったならもっとうまくいったのに…。

次回からは、必ずつくっていこう!

f0004331_10205975.jpg

f0004331_10210609.jpgf0004331_10211407.jpg






「じゃあ、もぐっているのを見にいきましょう」

 水鳥公園にいき、コブハクチョウなどいろいろな鳥を観察した。

 米子水鳥公園のホームページはここ

 つづく。


[PR]

by kimfang | 2017-12-19 10:24 | トピックス
17/12/14 米子エコツアー 韓国の子どもたちを案内 その1

f0004331_11160446.jpg

 友人のクァク・スングクさんが代表を務める韓国の環境教育団体が、米子市にある「水鳥公園」を訪問したいので、コーディ・案内・通訳をお願いしたいといってきた。ツアー参加者はぼくたち通訳も含めて総勢37名。

「今回、わたしたちは船で行きます。子どもたちに、船に乗る経験もさせてやりたいんです」

 クァクさんからの電話で、日本(境港)―韓国(東海)―ロシア(ウラジオストック)を結んでいる「環日本海貨客船航路」があることをはじめて知った。

 いよいよ当日。港の国際旅客ターミナルに迎えにいくと、韓国からのほかの団体旅行者、中国や台湾からの団体旅行者、もちろん、ロシアからの旅行者など、多くの乗客が降りてきてびっくりした。平日なのに、ターミナルが外国人(ぼくも外国人だが^^)であふれていた。

f0004331_11164658.jpg

f0004331_11165223.jpg はるばる鳥取県にまで来るのに、鳥取砂丘をいかないわけにはいかない。ところが砂丘は県の東の端に位置していて、西の端の境港からバスで2時間もかかる。船内で一泊した子どもたちを、さらにまた移動させるのは気か引けたが、砂丘に直行するスケジュールを組んだ。

「がんばったら、いいころに連れて行ってあげるから」

 これで子どもたちに我慢を強いた。

f0004331_11170586.jpgf0004331_11165831.jpg

 砂漠に着くなり、走り出す子、砂で遊ぶ子、歓声をあげる子。子どもたちは狭い船内と車中に長時間閉じ込められていたストレスを一気に爆発さた。

 さて、がんばったご褒美のいいところとは、名探偵コナン!

 正式名は「青山剛昌ふるさと記念館」。コナンは、韓国の子どもたちにも大人気。コナンをコースに入れて大正解だった^^

 つづく。


[PR]

by kimfang | 2017-12-18 11:18 | トピックス
17/12/4 2017開門シンポで通訳

f0004331_13384681.jpg

 12月2~3日に岐阜県で行われた「2017 開門シンポジウム」に通訳として呼んでもらった。

 みなさんよくご存じの諫早湾は、「ギロチン」閉め切りから20年になる。清流といわれていた長良川も河口堰で海とのつながりを断ち切られて20年以上すぎ、韓国最大のわたり鳥の渡来地として名をはせていた洛東江(ナクトンガン)の河口にも堰がつくられて、今年で30年もの歳月がたった。

 これもまたみなさんよくご存じのとおり、必要でないこれらの工事によって、生態系はひどく破壊され、シジミ、アユ、ウナギ、ムツゴロウなどなど、生きものとともに暮らしてくた人々の生活と文化が危機的な状況にある。

 長い長い闘いの歴史が、それぞれにある……。

「でも、もう、つくってしまったものをいまさら無くすことはできないから、せめて一部でもいいから開門して、生態系の復元が可能かどうかを調べるだけでもしてみようよ」

 多くの市民や学者がこういっているのに、諫早、長良川、洛東江は、そんな小さな願いすらも、いまだに実現できずにいる。

f0004331_13390318.jpgf0004331_13390960.jpg ところが、だ。

 希望が見えてきたところがでてきた。それが洛東江。いま、開門に向けた最終的な調査に入っていて、あと一歩のところまで来ている。そんな現状と経験を知るために、「洛東江河口汽水生態系復元協議会」のメンバーでもある、キム・キョンチョルさんが日本に呼ばれ、ぼくが通訳を務めた。

 講演の最後でキョンチョルさんはいった。

「諫早、長良川、洛東江、どれか、一番先に水門が開いたら、みんなで集まってパーティーをしましょう!」

 大きな拍手が沸き起こった。そのときはぼくも駆けつけよう!

果たして一番は、どこか? その日が、待ち遠しい。


[PR]

by kimfang | 2017-12-04 13:39 | トピックス
17/12/1 絵本「ほしがきあげるから、なきやんで!」韓国で発売

f0004331_11152396.jpg

 絵本『ほしがきあげるから、なきやんで!』ができるきっかけは、2015年のこと。ソウル大公園での講演のあと、園長さんからつぎのようなお願いを受けた。

「テンが絶滅の危機にあります。多くの人にテンを知ってもらおうと、文化人のみなさんと一緒に、『救え、テン』というキャンペーンを行っているのですが、先生もご協力願えないでしょうか?」

 そのときは「はい。では、絵本を書いてみます」と、すぐに快諾したのだが、あとになって「うーん。テンかぁ……」と悩んでしまった。テンが主人公で、すんなりと企画が通る(もちろん販売が)とは思えなかったからだ。それから一年間、何の進展もなかった。

 ところが翌年にまた、ソウルの動物園で仕事があった。そのときテンの展示版に「テンは森の美食家。植物の実も好んで食べる」というのを見つけて、突然、ひらめいた。

これだっ!f0004331_11151487.jpg

ちょうどそのころ、「干し柿」の絵本の企画を考えていたのだが、その物語の主人公にテンを登場させることを思いついたのだ。

今回の絵本は、テンが大活躍する絵本ではない。本当の主人公は「干し柿」だ^^ けれども、テンが印象に残るようなストリーになっている。画家さんもぼくのテンに対する思いをよく汲んでくれて、とても愛らしいキャラクターに描いてくれた。

干し柿を通じた動物たちの「甘い友情」ものがたりをたのしんだ読者が、この絵本がきっかけとなって、テンに関心を持ってくださればいいなと思っている。

出版社のホームページはこちら


[PR]

by kimfang | 2017-12-01 11:18 | 出版物