動物児童文学作家のキム・ファンです!!
18/7/19 対馬の自然・歴史・文化体験ツアー その3

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 今回、ぼくが対馬に呼ばれた理由は、ただ、通訳をするためだけではなかった。ツシマヤマネコつにいて講演をするためにいったのだ。しかも、昨年だした『ツシマヤマネコ飼育員物語』(くもん出版)を書くにあたって、とてもお世話になった対馬野生生物保護センターが講演会場だ。いやがうえにも力が入った。

 ヤマネコの講演だが、コウノトリの話からはじめた。じつはコウノトリとヤマネコは、日韓が友好の証として交換した動物なのだ。

1988年、韓国は初のオリンピックである「ソウル五輪」を開催し、そのときにソウルと東京は友好都市になった。その10周年の記念行事のひとつとして、お互いが欲しい動物を交換したのである。韓国はコウノトリの受精卵を要求し、日本はヤマネコのつがいを求めたのだ。

 日本からやってきたコウノトリのおかげで韓国はコウノトリを野生復帰させることができたし、韓国からやってきたヤマネコのおかげで日本はツシマヤマネコの繁殖と飼育の基礎を整えることができた。そんなことを紙芝居をしながら子どもたちに話した。

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 また、日本でも韓国でも、ロードキル(交通事故による死亡)が深刻な問題であることを熱く語った。講演のあと、バスに乗っていると、生きものの死体のように見えるゴミが道路にあったのだが、すかさず子どもたちが「ロードキルだ!」と叫んだ。生きものの死体でなくてほっとしたと同時に、「ロードキル」という言葉が子どもたちの口から自然とでたことがうれしくて、思わずにこりと微笑んだ。

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f0004331_15540789.jpg 交通事故とともに大きな問題なのが、えさ不足である。田んぼは、ツシマヤマネコにとって簡単にえさがとれるかっこうの狩場でもある。

 生きもののたくさんいる、元気な田んぼを目指している農家さんの田んぼで(この日は水が少なくて、水路調査になってしまつたが^^)、地元、佐須奈小学校の5年生のみなさんと一緒に田んぼの生きもの調査をした。

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 ツシマヤマネコの故郷、対馬で、子どもたちにヤマネコの話をすることができて、とっても幸せなツアーだった!


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# by kimfang | 2018-07-18 15:56 | トピックス
18/7/18 対馬の自然・歴史・文化体験ツアー その2

f0004331_09070097.jpgf0004331_09070746.jpg  対馬で子どもたちは、たくさんの体験をした。万松院にて、朝鮮侵略と友好親善の両方を託された宗家の話を聞き、朝鮮通信使について深く知ったし、日ロ戦争のときにつくられた運河を万関橋から眺めた。対馬青年の家では日本の「ふりかけ」というものをはじめて食べ、神話の里公園でキャンプもしてシーカヤックに乗って無人島にいって、韓国から漂着したゴミも持ちかえった。生まれてはじめて蕎麦を打って食べたし、40頭ほどしか残っていない絶滅危惧種の対州馬にも乗ってみた。

 そのほとんどが、生まれてはじめての体験だった。

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 けれどもぼくが一番すてきな経験をしたと勝手に^^思っているのは、民宿に泊まったことだ。34名が5班に分かれて泊まり、そこで日本の家庭の雰囲気と家庭料理を食べたのだ。今回の通訳はぼくともう1名の二人。通訳のいない班では、身振り手振りで意思を伝えながら交流したという。ホテルに泊まって、自分の好きなものを食べるのとはおおちがいの貴重な体験だったとおもう。

 ぼくが泊まった民宿は、食卓に韓国の箸とスプーンがおいてあり、チューブタイプのチョジャン(トウガラシ酢味噌)もあった。「うわーっ! これで刺身が食べられる」とよろこんだ子どもの笑顔が忘れられない。※左上

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 子どもたちは日本の文化に触れるためにやってきたが、受け入れる側の日本の人たちも韓国文化について関心を持つことも大事なことである。

 今回も朝食に味噌汁がでたとき、「なんでスプーンがないの?」と子どもたちがいった。そう。韓国では、汁物はすべてスプーンで食べる。ぼくがいわなくてもスプーンひとつ、そっと置いてくれているだけで、「ああ、この方は、こちら側の文化もよく理解してくださっているんだ」とうれしくなるのである。

 相手の文化を理解しようとする小さな気配りが、大きな友好親善へとつながると信じたい。


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# by kimfang | 2018-07-18 09:10 | トピックス
18/7/17 対馬の自然・歴史・文化体験ツアー その1
 韓国の子どもたちがいく、「対馬の自然・歴史・文化体験ツアー」に通訳兼講師として参加してきた。その話の前に、いま、対馬がどうなっているのかをお知らせしておきたい。

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 ところで、対馬にはどのうようにしていくのか? 福岡から船か飛行機でいくのが代表的なアクセス方法だ。過去2回の対馬訪問は、この、「国内ルート」でいった。

しかし今回、韓国側からもらえる交通費は3万円。普通に京都から対馬にいくとなると、往復で約6万円もかかってしまう(日程調整のためのホテル代2泊も含む)のだ。

 ところが、プサン港から韓国の子どもたちと一緒に対馬にいく「海外ルート」だと、約4万5千円(プサンまでの飛行機代とホテル代を含む)。1万5千円も安くいけて、しかも早い。国内にいくのに、海外からいくほうが安くて早いというのは、なんだか不思議な気持ちになってしまった。(交通費事情を知った韓国側が、プサンー対馬の船代1万5千円をだしてくれた。だから3万円で対馬にいけた^^)

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 対馬はいま、韓国人観光客であふれかえっている――。

近年、よく聞く話だ。ぼくはヤマネコの取材できょ年もいっているのだが、ヤマネコしか関心がなかったせいか、それほど実感はなかった。しかし今回、実際に韓国からの観光客の一人としていってみて、すごいことになっていることを自分の目で確認した。

 対馬の国際ターミナルは、韓国からのお客であふれ、ターミナルに人が入りきらないのが現状だ。写真は比田勝港の国際ターミナルだが、猛暑の中、子どもたちを外の駐車場で待機させざるを得ないほどだ。

 スーパーやコンビニにもハングルがあふれていた。通訳は「本業」以外の仕事をしたくない。例えば途中休憩のために立ち寄る道の駅。何十人もの人が通訳に「これは何?」「あれはどこにある?」と聞いてくるので、くたくたになる。

だからわざと車から降りない通訳もいる^^ ところが対馬は韓国人にもわかるようにハングルで説明が書いてあるし、レジの人は韓国語までできて大助かり。つまりそれくらい、韓国人観光客がきているというこだ。

 さて、対馬でどんなことをしてきたのか? 次回をおたのしみに。






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# by kimfang | 2018-07-17 11:23 | トピックス
18/7/2 下絵はバッチリ

 千葉県・いすみ市の夷隅小学校での「紙芝居授業」はきょうが最後の授業だった。前回の授業のあと、子どもたちに絵の下絵を描く宿題をだしたが、いったいどんな絵になっているのか? たのしみにしていた。

 子どもたちが描いた絵は、どれもみな、すばらしかった。前回の授業で童心社の橋口さんに教わった、「余計なものを描かない」「右から左の流れに」という、紙芝居の鉄則をよく理解してくれていた。

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 でもそれは、子どもたちの絵に、あたたかく心のこもったアドバイスをしてくださった担任の先生の指導のたまものだということが、あとでわかった。先生、本当にありがとうございました!

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 童心社さんからいただいた紙芝居専門の紙に下絵を描いて、実際に舞台に入れて絵の大きさや全体の流れを確認した。あとは色を塗るだけ。完成まで、あともう少しがんばってほしいなぁ。

 来週は、最後の色塗りの授業があるが、ぼくはもういけない。そこで、『カヤネズミのおかあさん』を演じてしめた。来週以降に、色のついた絵が届くのがまた、たのしみだ。

 さて、子どもたちと一緒につくった『たんぼで もぐもぐ』は、今月20日に千葉県・いすみ市で開催されるICEBAのサイドイベント、「日韓田んぼの生きもの調査交流会」でお披露目、初上演する。



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# by kimfang | 2018-07-02 20:13 | トピックス
18/6/20 紙芝居の絵はどう描くんだろう?

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 千葉県・いすみ市の夷隅小学校での「紙芝居授業」は、早くも3回目。国際会議で上演する紙芝居「たんぼで もぐもぐ」(脚本キム)では、コウノトリがとても大事な役割を果たす。

 田んぼにはいろいろな生きものがいるのに、どうしてコウノトリなんだろう?

 それを紙芝居『とんだとんだ! コウノトリ』(童心社)を演じながら熱く話した。

 ちゃんと、伝わったのかな?

 さて、今回の紙芝居授業には、スペシャルゲストがいた! 紙芝居の老舗出版社、童心社の副編集長、橋口英二郎さんだ。橋口さんには、紙芝居の絵はどう描けばいいのか? という内容で話してもらった。

ぼくも過去2回の授業で、紙芝居の絵を担当してもらう子どもたちに、「紙芝居の絵は、いままでみなさんが見てきた絵本の絵とは、ずいぶんとちがいますよ」と繰り返しいってきたけれど、ぼくの話ではどうしても限界があった。

橋口さんの授業で、バッチリ、スッキリ理解してくれたようだ。やっぱ、さっすがだねぇ~。

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さあ、いよいよ、来週からは実際に絵を描く作業に入る。2週間後にいったとき、どんな絵ができているのかなぁ? いまから、とってもたのしみだ^^


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# by kimfang | 2018-06-20 13:20 | トピックス
18/6/8 豊岡―雲南―米子―いすみの旅 その4

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 旅のラストは、千葉県・いすみ市の夷隅小での「紙芝居授業」。

 前回の最初の授業から約1か月と1週間ぶりに学校にきたのだが、ぼくを見つけた子どもたちが、「あっ、キムさんだ!」といっくれた。うわー。名前をおぼえてくれてるんだ、とうれしくなった^^

 7月に、いすみ市にて第5回「生物の多様性を育む農業国際会議」(ICEBA)が開催され、そのサイドイベントとして、日韓の子どもたちによる「田んぼの生きもの調査交流会」が行われる。そこで子どもたちと一緒につくった紙芝居を上演するのだ。

さて、2回目の授業の内容は、「絵本と紙芝居のちがい」を知ってもらうこと。紙芝居にしかない「ぬき」を学んでもらった。

その例として、昨年に京都市動物園で演じた「このしっぽ、だ~れ?」(未発売)をやったのだが、これは日本でも韓国でも反応がすこぶるいい。おかけで紙芝居にとって大事な「ぬき」が、しっかりとみなの頭に入ったようだ。

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 その「ぬき」で、表現するのが田んぼの生きものの食物連鎖。イトミミズからはじまり、最後にコウノトリが登場する流れだ。でも、どうして、コウノトリなのか? 

写真はいすみ市の市役所に飾られていたコウノトリのオブジェ。いすみ市が目指している「人もコウノトリも住める環境づくり」と、コウノトリが、豊岡―金海(キメ)―雲南をつないでいることを、コウノトリの紙芝居を演じながら熱く語るつもりだ。

 2週間後、また、いくからね!

 おわり。


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# by kimfang | 2018-06-08 09:29 | トピックス
18/6/7 豊岡―雲南―米子―いすみの旅 その3

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 「豊岡だけだったら通訳するけど、雲南は絶対無理!」と、韓国の友人にいったのには理由があった。すぐあとに、千葉県での「紙芝居授業」がひかえていたからだ。

 島根県・雲南市から千葉県・いすみ市に電車を乗り継いでいくと、なんと、10時間! 移動だけで体がぼろぼろになって授業なんかできっこない。だから「無理!」と断っていた。すると、友人の記者さんが、「キムさん、米子(米子鬼太郎空港)から飛行機という手がありまっせ」というではないか。おおっ、飛行機という選択肢があったか。もうこれは、断れない「わかった。雲南もいく」と観念した^^

 すると、またまた、話が大きくなった。せっかく米子にいくなら、「米子水鳥公園」も訪問したいといいだしたのだ。

じつはイさんと水鳥公園の神谷館長は、古くからの友人。クァクさんとぼくは、昨年12月にここで「日韓 青少年交流会」をしている。確かに久しぶりに神谷さんにも会いたい。

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ぼくが水鳥公園にくると伝え聞いた神谷館長から、絵本『すばこ』(ほるぷ出版)のサイン本の注文があった毎年、公園では「世界わたり鳥の日」に合わせて「園児が描いた鳥の絵展」を開催絵を描いてくれた7つの園に絵本のプレゼントをしているのだが、今回は、ぼくの絵本を選んでくれたのだ。それがとてもありがたかった^^

 が、しかし、だ。滞在時間は、たった30分。それ以上いると、ぼくのいすみ市の仕事に支障がでるし、韓国からの人たちは帰りの飛行機(関西国際空港)に間に合わない(なのに実際には45分もいた)。

このようにあわただしい短い訪問だったが、水鳥公園で園児たちの絵を見ていたら、新しい絵本のヒントがぱっとひらめいた!(ネタは秘密です^^

 いつか、その絵本がまた、子どもたちへのプレゼントになればいいな。

 つづく。


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# by kimfang | 2018-06-07 07:30 | トピックス
18/6/6 豊岡―雲南―米子―いすみの旅 その2

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 左の新聞記事は、2014年3月20日付けの読売新聞のスクープ。野生復帰に成功したコウノトリが、はじめて韓国にまで飛んでいったことを伝えている。

韓国での第一発見者が、花浦川(ファポチョン)湿地公園・生態館館長のクァク・スングク博士。クァク博士が友人のイ・チャヌ博士に連絡。イ博士が豊岡市の「コウノトリの郷公園」に問い合わせて、足環から「J0051」と判明した。もちろん、そのときのすへでの通訳と翻訳はぼくが務めた。

J0051は花浦川湿地と、となりの峰下(ポンハ)村にしばらく住み着いた。そのときに、見守ったのがトヨン和尚だ。和尚は峰下(ポンハ)村の女の子(スニ)ということで、「ポンスニ」と名付けた。

ポンスニはその後、韓国各地を転々としてから日本に帰り、また春になると韓国を訪れる行動をくりかえした。おかけでポンスニは、韓国で超有名なコウノトリとなった。

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ところがポンスニは、2017年には韓国にわたらなかった。どうしたんだろう? 韓国の人たが心配するなか、なんと、この春「げんきくん」と夫婦になり、ヒナを4羽も誕生させたのだ。自然界で4羽も育てることは、いいままでないことだという。

ヒナ誕生! その報せを聞いて、いてもたってもいられないのが、第一発見者のクァクさんと名付け親のトヨン和尚だ。ふたりもイさんと一緒に日本にいくことになり、ポンスニが子育てをしている島根県・雲南市にいくことになった。豊岡だけ通訳するつもりのぼくは、

「えいっ、もうええわ。ぼくが雲南も訳してあげる!」

ということで、豊岡から車で4時間かけて島根県・雲南市までいった^^


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雲南市では、巣をかけた地域の住民と交流会もした。

韓国側はみな、ぼくも含めて「51番 ポンスニ」と、先に「51番」といってから「ポンスニ」という韓国名をいうようにした。だって、日本で生まれたんだから。だけど、地域の日本の人たちがみな、「ポンスニ」と呼んでいることにおどろき、心から感謝した。

読売新聞も、ポンスニって書いていた!

地元の小学校の校長先生にコウノトリの本と紙芝居をプレゼントした。

これからさらに交流が進めばいいな。

つづく。


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# by kimfang | 2018-06-06 10:30 | トピックス
18/6/5 豊岡―雲南―米子―いすみの旅 その1

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 まずは左の写真の説明からはじめよう。スクリーンに大きくコウノトリが映った写真。これは10年前に韓国・昌原(チャンウォン)市で開催された「ラムサール条約締約国会議 COP10」のときのものだ。

前で講演(英語で)をされているのは、兵庫県・豊岡市の中貝宗治市長。中央手前で写真を撮っている頭のうすい人がぼく^^。ぼくは市長の通訳として会議に参加したのだが、そのときに、ぼくたちを担当した韓国側の職員(ラムサール環境財団)がイ・チャヌさんだ。

さて、ひと月前の8日のこと。イさんの家に泊まって焼き肉を食べていたら、彼が突然、「先生、わたし来月、豊岡へいきます」といいだすではないか。彼がいうには、ラムサール10周年記念行事がいろいろと企画されていて、ぜひ、豊岡市も参加してほしい。それを説明するためにいきたい―と。

ところが、通訳はいない。旅費もほとんど自費負担だから、通訳を雇うこともできないとも。おいおい、それでは伝わらないぞ。でもなぁ、そういわれてもぼくも……。

タダで泊めてもらって、美味しい焼き肉にたくさんのビールをご馳走になって、これを無視することもできない。「よしっ。わかった! じゃあぼくが、宿泊とご馳走のお返しとして通訳してあげよう」と、いうことになった。

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 で、すぐ上の写真のように豊岡にいって市長さんにも会ってもらったのだが……。

 すると、韓国にやってきたコウノトリ「ポンスニ」の名付け親のトヨン和尚と第一発見者のクァク館長も一緒にいきたいといいだして、話はどんどん大きくなり、すごい旅になってしまった^^

 つづく。


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# by kimfang | 2018-06-05 14:02 | トピックス
18/5/25 カワセミ紙芝居、もうすぐ

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金沢から帰ってきたら、童心社(出版社)から荷物が届いていた。開けると、新作の紙芝居「カワセミのあおとあか」が入っていた。 

同時に契約書も届いたのだが、その封筒に貼られた切手は、2012年に福井県・越前市で発行された紙芝居「とんだとんだ! コウノトリ」の絵柄だった。

「コウノトリの紙芝居のように、長く愛される紙芝居になりますように!」

編集さんのそんな思いがこめられていると感じた。

そういえばコウノトリの脚本料でパン焼き機を買ったなぁ。あれから7年もたったんだ。

コウノトリの紙芝居ができて越前市でお披露目上演をしたときのことだ。一緒に参加した編集さんとホテルで朝食を食べたのだが、彼は「コウノトリのために」と、ごはんを何度もおかわりした。なのにぼくはパンを食べていて、なんか申し訳ない気がした。

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毎朝のパン食は幼いころからだ。両親が商売をしていたので、朝食は子どもたちで準備して食べた。だから子どもでもできるパンだった。

けれども、コウノトリのためには、朝もお米を食べるのが望ましい。コウノトリと共生するには、彼らのえさとなる生きものがたくさんいる健康な田んぼが必要で、お米の需要だけがそれを支えられるからだ。

朝食のパンは長年の慣例。でも、お米を食べなくては。どうすれば……。

そこで、思いついたのが、ごはんでパンが焼けるパン焼き器! これをコウノトリの脚本料で買ったのだ^^ そう。コウノトリのために。

さてさて、カワセミの脚本料で、なにを買おうかな?

来週、6月1日発売です!


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# by kimfang | 2018-05-25 10:52 | 出版物