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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
2011/1/15 十長生読書会
 1月15日。絵本『十長生をたずねて』の読書会を京都市北区の「高麗美術館」でした。
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 今回は一日二回講演。
 それなのに数日前からのどの具合が悪く、声がちゃんとでなくなって焦った。
 すぐに医者にいき、抗生物質をもらって飲み、のどあめを絶やさず舐め、珍しく真面目に禁酒に勤めたのが効いたのか、何とか、それなりの声で話すことができてほっとしている。

 大雪の予報もあった寒いなか、多くの方が集まってくださった。
 絵本を「十倍」たのしむためのお話をしたあと、朗読した。
 しかし、十もある長生きの象徴を全部説明することはできない。

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 そこで動物バカのぼくらしく、
 神さまや仙人が乗るというかしこいツル、
 天の秘密を知っていて恩を忘れないシカ、
 冬でも葉を落とさないたくましい松、
 一度食べたら年をとらないという不老草、
 お日さまにかこつけてイヌ(半島に伝わる火の狗の伝説)の話をするなど、
 生きものの話ばかりさせていただいた。

 けれども、一番、受けたのは家人の宝石箱。
 日、雲、水、ツル、シカ、松、岩の7つの十長生が描かれていた。
 参加者がほとんど、女性ということもあるが、
 ふつうの韓国人の、ふつうの宝石箱にも、あたりまえのように十長生の象徴が描かれていることが、ぼくのどんな話よりもわかりやすかったのだろう。

 3月12日に、もう一度やりますよ。

by kimfang | 2011-01-16 11:20 | トピックス