恐竜の絵本ができた。
「どうぞみなさん、韓国いったら書店にてお求めください!」
と、いいたいところだが、この本は書店では買えない。
才能教育の「幼児用専門読書プログラム―クッキーブック」に登録しないと配布されないのだ。
クッキーブックは昨年2月のスタート以来、5万人(11月の時点で)を超える会員登録を記録した超人気プログラムだ。
日本のみなさんには理解しにくいと思うが、韓国では児童書のおおよそ半分が書店に並ぶ「単行本」。残りの半分がこのような形態、もしくは「全集」と呼ばれるセットだ。
これらは書店でなく訪問販売やインターネット注文という形で家庭に届く。
つまり、韓国で本をだすということは、書店に並ばない本とも戦わなくてはいけないのだ。
ふぅーっ。
当初ぼくは、書店に並ばない本に批判的だった。
しかし実際に韓国で本をだしてみて考えが変わった。
韓国では、本は値下げ自由の市場原理で動く商品だ。
(日本では小売りが価格を変えられない―再販制度)
だからそれを追求するあまり、商業的に成功する本ばかりが優先的に作られていく。
その点、「クッキーブック」のような形態となれば、例え子どもたちに人気がない内容でも、彼らにとって必要ならば本を作ってセットの中に入れられる。
そのような本は日本では主に「図書館用」として作られることが多いが、韓国ではそれが「家庭用」に作られているということ。
さてさて、問題はモデルになった恐竜博士。
才能教育を訪れたときに、『ペンギン』の本をプレゼントした。
ご覧のように、ぼくがペンギンの話を展開していくスタイルだ。
これが制作チームに大受けしていた。
もしかして…
「参考にしていいか?」て聞いてきたから、
確かに、「どうぞどうぞ、大いにやって」といってしまった……
まるでスーパーサイヤ人みたいに進化してるぅぅぅ^^