バレンタインデーの日、子どもたちから「ペンギンチョコ」をもらった。
オー、フンボルト、キング、アデリー!
みんなかわいい。
ほかの小さいチョコは食べられても、この三体はなかなか食べられない。
なんか、食べるとバチがあたって、韓国で出している科学読み物『세상의 모든 펭귄이야기 この世のすべてのペンギン』が売れなくなってしまう気がしたからだ。
タイミングよく、『펭귄 ペンギン』の絵をつけてくれた画家さんからメールがきた。
たのしみにしているMBCテレビのドキュメンタリー「남극의 눈물 南極の涙」が届いたんだ。
南極の主役といえば、やはり、ペンギン!
このドキュメンタリーは視聴率もよく、本の追い風になってくれれば、期待している番組だ。ぼくは、大容量メールで送ってもらい、ダウンロードして毎週観ていた。
ところが…
「先生、MBCテレビがストしていて、今週の放送がありませんでした…」
えっ、テレビ局の記者たちがスト…。
イ・ミョンバク政権誕生当時から、政権とMBCテレビとの関係が悪いことは知っていたが、まさか、ストまでするとは…。
この政権は、大企業優遇政策をとり、「四大江再生事業」という美名のもとで環境破壊をし、武器と原発を積極的に輸出するなど、許せない政策を実施してきた。
先日も、与党の国会議長がお金で買収されていたことが明らかになった。
記者さんたちがストをしてまでも、訴えたい気持ちは十分にわかる。
でも、番組をたのしみにしている視聴者がいることも忘れてもらってはこまる。早く収拾してもらわなくては困るのだが、肝心の交渉相手の社長が「行方不明」だという。
記者たちが「探し人」のチラシをつくった。
さて、「남극의 눈물 南極の涙」は、その後、ほかの番組を優先しただけで、中止ではいことがわかってほっとした。
先月末からはじまったストは、解決の糸口さえ見えない。
どうなるんだろう?