今回のぼくの「本当の仕事^^」は、「大崎市 生きものクラブ」の子どもたちと、韓国の子どもたちとの「日韓子ども交流会」の通訳をすることと、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、大崎市が主催する子ども向けイベント―「田んぼの生物多様性ワークショップ~次世代につなぐ~」で紙芝居を上演して田んぼの生きものの話をすることだった。 まず、日韓の子ども交流会だけを報告しよう。 韓国からの訪問団のうち、国際会議に参加する人たちは本会場へいき、子ども向けイベントに参加する人たちはそのまま、ぼくと行動をともにした。 このなかには、慶尚南道教育庁の主務管もいた。韓国では、市や郡や自治区に教育行政の権限はない。特別市、広域市、道がその権限を持ち、その実務を担当するのが教育庁だ。 そのトップである「教育監」は選挙で選ばれる。教育監は、首長と同じような権限が与えられ、しかも首長から独立して事務を執行している。 道の教員監は秘書官など、4名を任命できるのだが、そのひとりがこのイベントに関心を持ってわざわざ韓国からやってきたのだ。 さすがは、道の教育監が任命した人だけあって、子どもとのふれあいはお手の物。日本語が話せないのに、簡単な英語の筆談で、どんどん子どもたちと溶け込んでいく。 お見事! 日本側と韓国側とそれぞれひとつずつ発表した。日本側のときには韓国語で、韓国側の報告は日本語で訳す。韓国からはキム・ミヌン君(高校一年)が発表。自分が暮らしているところに日本からやってきたコウノトリ、「ポンスニ」の話だった。 豊岡生まれのJ0051(メス)は、韓国では「ポンスニ」と呼ばれて愛されているのだが、ミヌン君も彼女のファンのひとりだった。 報告会の次は、田んぼで生きもの調査。現場に着いて驚いたのは、田んぼが凍っていたこと。まぁ、東北の宮城県だから当たり前といえば当たり前なのだが……。 ぼくも数々の田んぼの生きもの調査を取材してきたけれど、凍った田んぼははじめてだった。 もちろん、調査のはじまりは、田んぼの氷を割ることから^^ 田んぼで採取した生きものたちを種類ごとに分けて、何がどれくらいいるのかみんなで一緒に確認する。 生きもの調査のアドバイザーの方がいった。 「こんなに寒くて氷が張っていても、水のない田んぼよりも、ふゆみず田んぼの方が生きものの多いことが、また、証明されましたね」 ふゆみず田んぼ、もっともっと全国に広まってほしいなぁ。
by kimfang
| 2014-12-10 12:24
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