5月末のことだった。焼肉のタレなどで超有名な韓国食材を扱う某大手食品会社の社長さんが、突然、うちのカフェにやってきた。
スントゥブセットを召しあがられたあとで、韓国伝統茶のひとつ、オミジャ(朝鮮五味子)茶をご注文。
「オミジャを仕入れるなら、
キョンドン(京東)市場にいくといいよ」
と、アドバイスしてくださった。
クァンジャン(広蔵)市場はよくいっていて知っているけれど、キョンドンははじめてきく市場だった。
よしっ、つぎに韓国にいくときは必ずいくぞ! そう思った。
で、早くもそのときがきた。韓国に着いた途端、迷わず、キョンドン市場に向かった。
地下鉄のチェギドン(祭基洞)駅の2番出口をでると、もうすぐに韓方薬のお店がずらり。この辺りは「薬令市」。目的のキョンドン市場は、もう少し先。
しばらくいくと、オミジャの試飲ができる店などが現れはじめた。
とにかく、デカイ! キョンドン市場と書いてあるビルはあるが、そこだけがキョンドン市場ではない。通りにあふれているお店も全部含めてキョンドン市場なのだ。
実際にきてみておどろいたのは、たいへん質がいいのに、どこよりも安いこと。
品ぞろえのいい店で、オミジャと参鶏湯にいれる材料をがっちりゲットした。
テチュ(ナツメ)は、通りのおばあちゃんのものがきれいだったので、そこで購入。
とりあえず、韓国にきた目的のひとつを初日に達成した^^