26日の朝、うれしいニュースが舞い込んできた。今年9月に韓国の忠清南道にある「禮山(イェサン)コウノトリ公園」から放たれたコウノトリのうち1羽が、日本の鹿児島県沖永良部島近くで採餌活動をしているのが確認されたというのだ。
読売新聞の記者さんがこれを知り、記事を書くのを手伝ってほしいということでこの日は一日、この作業に追われた。
27日、無事に記事がでたのでここで報告だ。
日本にやってきたのは「산황 サナァン」という愛称のK0008、オスだ。放鳥式典のときに6羽の成鳥は箱から放つハードリリースをされたが、今年生まれの2羽の幼鳥はケージの屋根を外す方法でソフトリリースされた。
まさか幼鳥が、しかもオスが海を渡るとは、関係者はおどろいている。と、いうのも、日本では遠くに飛んでいくコウノトリの大半がメスで、オスは遠くへいかず、コウノトリの郷公園で展示用のコウノトリに与えられるえさをあてにしていたりしているからだ。
昨年は日本から飛んでいった「ポンスニ」や「チェドン」、今年に飛んでいった「ウルサン」が韓国で大きな話題となった。
今度は、韓国から飛んできた「サナァン」が日本で大きな話題になってくれることを願っている。
しかし……。
関係者によるとサナァンの背中に装着された発信器からの電波が受け取れない状態だという。
心配だ。
読売新聞の記事
連合ニュースの記事
テジョン日報の記事
ぼくが民団新聞に寄せたコウノトリ放鳥式典の記事