韓国の子どもたちがいく、「対馬の自然・歴史・文化体験ツアー」に通訳兼講師として参加してきた。その話の前に、いま、対馬がどうなっているのかをお知らせしておきたい。
ところで、対馬にはどのうようにしていくのか? 福岡から船か飛行機でいくのが代表的なアクセス方法だ。過去2回の対馬訪問は、この、「国内ルート」でいった。
しかし今回、韓国側からもらえる交通費は3万円。普通に京都から対馬にいくとなると、往復で約6万円もかかってしまう(日程調整のためのホテル代2泊も含む)のだ。
ところが、プサン港から韓国の子どもたちと一緒に対馬にいく「海外ルート」だと、約4万5千円(プサンまでの飛行機代とホテル代を含む)。1万5千円も安くいけて、しかも早い。国内にいくのに、海外からいくほうが安くて早いというのは、なんだか不思議な気持ちになってしまった。(交通費事情を知った韓国側が、プサンー対馬の船代1万5千円をだしてくれた。だから3万円で対馬にいけた^^)
対馬はいま、韓国人観光客であふれかえっている――。
近年、よく聞く話だ。ぼくはヤマネコの取材できょ年もいっているのだが、ヤマネコしか関心がなかったせいか、それほど実感はなかった。しかし今回、実際に韓国からの観光客の一人としていってみて、すごいことになっていることを自分の目で確認した。
対馬の国際ターミナルは、韓国からのお客であふれ、ターミナルに人が入りきらないのが現状だ。写真は比田勝港の国際ターミナルだが、猛暑の中、子どもたちを外の駐車場で待機させざるを得ないほどだ。
スーパーやコンビニにもハングルがあふれていた。通訳は「本業」以外の仕事をしたくない。例えば途中休憩のために立ち寄る道の駅。何十人もの人が通訳に「これは何?」「あれはどこにある?」と聞いてくるので、くたくたになる。
だからわざと車から降りない通訳もいる^^ ところが対馬は韓国人にもわかるようにハングルで説明が書いてあるし、レジの人は韓国語までできて大助かり。つまりそれくらい、韓国人観光客がきているというこだ。
さて、対馬でどんなことをしてきたのか? 次回をおたのしみに。