動物児童文学作家のキム・ファンです!!
カテゴリ:トピックス( 523 )

18/8/14 えほん展・なら 紙のすばこづくり

 「えほん展・なら」は19年続く、夏の奈良県の大きなイベントのひとつだ。そこにゲストとして二日間出演し、「紙のすばこづくり」をしてきた。正直、ぼくは奈良県でこのような催しがあることをまったく知らなかったし、果たして人が集まるのかなぁ? と少し心配していた。

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 ところが、10時のスタート前から長蛇の列。両日、合わせて約3,500人が訪れた。何と、「すばこづくり」は、受付開始10分間で定員に達する人気ぶり。二日目は、先着30名のところを39名に増やして対応したが、それでもキャンセル待ちがでるほど大盛況。多くの子どもたちが参加してくれて、ありがたかった。

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 「すばこづくり」の前に、どうして巣箱が必要なのかを話した。

 どのような鳥が巣箱を使うのか? ○×クイズをだした。途中には、土手に穴を掘って巣作りするカワセミの紙芝居もし、巣箱を使わない鳥がいることに気づいてもらえるようにした。

 そう。木の穴(樹洞・ウロ)を巣として使う鳥だけが、巣箱に入る。巣箱は木の穴の代わりなのだ。

 そのことをよーく理解してくれた子が、ご覧のような「木の穴」(最初の写真)を想像させる絵を描いてくれた。

 すばらしい!


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by kimfang | 2018-08-14 14:58 | トピックス
18/8/8 彦根市立図書館の講演のお知らせ

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 台風のために順延となっていました講演会は、8月26日(日曜日)に開催されることになりました。

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 1部の大人向け講演では、昨年の課題図書、『すばこ』(ほるぷ出版)の誕生秘話も話します。

 2部の子ども向け講演では、以下の紙芝居を演じます。

  新作 『カワセミのあおとあか』(童心社)

  五山賞作品 『カヤネズミのおかあさん』(童心社)

 そして、ご覧のような紙のすばこをつくります。

 詳しくは、彦根市立図書館のホームページ

     童心社のホームページをご覧ください。


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by kimfang | 2018-08-08 08:53 | トピックス
18/8/3 コサム冷麺が食べたい

 京都は連日の38℃。あまりにも暑いので、きのうは冷麺をつくって食べた。むかしカフェを経営していたころに見つけた美味しい業務用があり、いまもそれを買い続けている。いつもならそれで、「ああ美味しかった」と満足するのだが、今回はそうではなかった。

それには理由がある。じつは先月、韓国・金海市で、友人に連れていってもらって食べた「コサム冷麺 고쌈냉면」が忘れられないのだ。ぼくは冷麺が好きで、韓国にいけば必ずといっていいほど食べてきたが、あの冷麺は、いままでで最高だと感じた。

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「コサム」とは、「肉をまく」という意味。冷麺を注文すると、炭火で少し強めに焼かれた焼き肉が一緒にだされて、それを冷え冷えの麺に乗せて食べるのだ。韓国で冷麺を食べた方なら知っている人も多いだろうが、サービスでついてくる温かい「肉スープ」がまた、すごくいい味していた。

どうやらコサム冷麺は、金海やプサンだけでなく、ソウルでもふつうに食べられるみたいだし、なんと、日本にも出店しているようだ。焼き立ての肉と冷え冷えの冷麺のナイスマッチ。みなさんも、一度、経験されたし^^

ああ、また、食べたくなってきたぁ~


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by kimfang | 2018-08-03 11:17 | トピックス
18/7/28 彦根市立図書館の講演会中止のお知らせとえほん展・ならのご案内

f0004331_11064115.jpg明日、29日に彦根市立図書館で開催を予定していたぼくの講演会は、台風12号の影響で中止されることが先ほど決まった。たのしみにしてくださっていた方や子どもたちには残念なことになったが、中止ではなく「延期」ということなので、ほっとしている。


これで、4月の第2週から16週連続で続いていた「連続出張記録」がひとまず終わった。しばらくは出張のない日々をゆったりと過ごそう。

いやいや、たまりにたまった原稿をまじめに書かなくては^^


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でもまた、出張がはじまる。まずはひとつ、ご案内を。

8月11, 12日、奈良県で開催予定の「第19回 えほん展・なら」に出演します。もちろん、紙芝居(カワセミのあおとあか・童心社)もやります!

詳しくは以下のページを参考にしてください。

彦根市立図書館 講演会

えほん展・なら 


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by kimfang | 2018-07-28 10:58 | トピックス
18/7/25 みやこめっせ「動物園から飼育員がやってくる」を司会

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 京都市勧業館(みやこめっせ)で毎年行われている「トーハン こどもの本ブックフェア」。今年はくもん出版と京都市動物園が力を合わせて「動物園から飼育員がやってくる!―真夏のやまねこ博覧会」というイベントを企画。ぼくが司会を務めた。

 京都市動物園では毎年秋に、ツシマヤマネコのことをもっと広く知ってもらおうと「やまねこ博覧会」を開催している。ひと足早く、夏にするプレイベントということで「真夏のやまねこ博覧会」とサブタイトルがついた。

 動物園からは、坂本副園長と『ツシマヤマネコ飼育員物語』(くもん出版)の主人公の高木飼育員、そして、ヤマネコの「サクラ」が参加した。まずは坂本副園長がシマウマ、ゾウ、ゴリラの話をし、そのあとに高木飼育員がヤマネコの話をした。

ヤマネコとイエネコは、どこがどうちがうのか? ホワイトボードにイエネコを描いて、それをヤマネコに「変身」させていくという、子どもたちにもわかりやすい方法で好評だった。

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 そのなかで、ぼくが一番興味をそそられたのは、ネコのヒゲがでている毛穴についての話。毛穴はランダムにあるのではなく、規則正しく横に並んでいて、ヤマネコもしかりだというではないか。

本当かなぁ? 家にもどるとうちのネコの毛穴をじっくりと観察。本当に規則正しく並んでいた^^

イベントでは最後に、サクラと記念撮影をする時間を設けた。飼育員さんのユニフォームを着て、ブラシやバケツを持って「はい。ポーズ」。順番を待つ列ができるほど盛り上がった。

無事に終わって、司会のぼくもほっとしている。

けれどもみなさん、秋に開催される本番の「やまねこ博覧会」にも、ぜひぜひ、お越しくださいね。

 今年もぼくは、紙芝居をやることになりました! 
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by kimfang | 2018-07-27 15:11 | トピックス
18/7/22 田んぼの紙芝居、いよいよ本番! その3

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 閉会セレモニーには、すごいサプライズが待っていた。

 本会議のおわり、分科会報告のあとに、子どもたちと紙芝居をつくることになったいきさつを話した。当初はなかったことだけど、前日までに聞いていたので、まったくおどろかなかった。

 ところがサプライズは、そのあとに突然やってきた。

舞台から会場の席にもどろうとすると、舞台裏にある楽屋にいってくれという。よくわからないままいくと、紙芝居の絵を描いてくれた夷隅小の子どもたち5人と、校長先生と担任の先生がやってきた。何と、閉会のセレモニーを子どもたちがするというではないか!

f0004331_10361072.jpgf0004331_10361484.jpg さっそく、「閉会宣言」の練習がはじまった。何度も何度もくりかえし、立ち位置や、話す「間」の確認をしていった。

 いよいよ、出番! すると、校長先生が、「円陣を組みましょう」と。いざ、一緒に舞台へ。

 アイセバ閉会宣言

 …わたしたちの学んだことをいろいろな人に伝えたい。その気持ちから絵本作家のキムさんと紙芝居づくりがはじまりました。キムさんと協力してつくりあげた紙芝居でいろいろ人たちが「共感」してくれるとうれしいです。

 思わず涙があふれた。

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 …国際会議がいすみ市で開催されたことをわたしたちは忘れません。わたしたちが忘れないことをみなさんに約束して、みなさんとお別れしようと思います。

… 「生物の多様性を育む国際会議」の閉会を宣言します。

ぼくも、絶対に忘れない! 

夷隅小のみなさんと一緒に紙芝居をつくり、田んぼで上演したことを!

朝日新聞の記事はここをクリック



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by kimfang | 2018-07-24 10:38 | トピックス
18/7/21 田んぼの紙芝居、いよいよ本番! その2

 今回で5回目を迎えたいすみ市のICEBA(生物の多様性を育む農業国際会議)は、これまでの会議とはかなりちがった。ひと言でいうならば、「より市民に近づいた会議」ということかな。

 本会議のはじまり。いつもなら、いきなり名誉教授の基調講演などで、むずかしくはじまるのだが、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」でよく知られている木村弓さんが歌を歌うセレモニーがあり、阿蘇で4人の子育てをしながら農業を営む大津愛梨さんが、農家の嫁の立場から見た実践的な基調講演をした。はじまりから大きくちがったのだ。

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 分科会もちがった。「生きもの調査」や「学校給食」ということを話し合う分科会があって、おどろいた。これも市民が直接関わる実践的な内容で、話がはずんだ。また、これまではやたら発表が多すぎて時間が足りず、質問ができないことが多々あり、まるで「発表会」だった。今回は発表を減らし、質疑応答の時間をそれなりに確保していた。

 そうそう、生きもの調査の分科会は、ぼくが通訳を務めていたのだが、元千葉県知事の堂本さんが、韓国チームの「田んぼTシャツ」がすてきだとおっしゃってくださり、プレゼントするようにいった。なんと、夜の「スローフード交流会」にもそれを着てきてくださり、大盛り上がりだった。

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 今回、これまでとちがう会議になったのは、時代の要求とそれまでの反省があったからに他ならない。ぼくの紙芝居だって、そうだ。4年前、2014年の第3回・大崎市会議のときにもサイドイベントで紙芝居をしたが、自分の作品ではなく、田んぼの紙芝居でもなかった。いつか自分の作品、田んぼの紙芝居を、という思いがあったからこそ実現したのだ。

 次回のICEBAは、今回よりもさらに「市民に近づいた会議」になってくれることを望んでいる。

 


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by kimfang | 2018-07-24 09:10 | トピックス
18/7/20 田んぼの紙芝居、いよいよ本番! その1

 4月から千葉県・いすみ市の夷隅小学校に通ってやってきた※「紙芝居授業」の総仕上げ。田んぼの紙芝居「田んぼでもくもぐ」の上演が、いよいよ本番を迎えた!

ところが肝心の紙芝居がぼくの手に届いたのは、日韓生きもの調査の直前。ぼくはこの調査全体の通訳を担っていて、忙しくて下読みなんて到底できない。どうしょう……もう焦っても仕方ないと、ひらきなおった^^

 ※夷隅小では、5年生の総合的な学習の時間を「教育ファーム」としてお米作りを中心とした授業を行っていて、そのなかの一部の時間を紙芝居づくりに使わせていただいた。 

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 いつもそうだが、日韓田んぼの生きもの調査交流会はとてもたのしい。言葉も文化もちがう人たちが、田んぼの生きものという共通のものもので、言葉も文化も超えていく姿は微笑ましく、美しくもさえある。その調査交流会は、早くも今回で13回目。そういえば前回、韓国での調査で通訳を務めたときにいすみ市の職員の方と出会い、そこからら今回の子どもたちと紙芝居をつくる話が生まれたのだった。

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 さあ、生きもの調査も無事に終了。いよいよ、ほんとうにほんとうに、本番がやってきた。

いざ、紙芝居をはじめると、下読みもしていないのに、どこでとめて、どこでぬいて、どこで冗談をいって笑わせて、どこで声を小さくして、どこで声を張るのか、頭で何も考えなくても自然ととできた。

 それはやはり、何度も何度も脚本に手を入れて、どんな絵にしょうか? 1場面1場面子どもたちと一緒に真剣に考えてきたからだろう。

 絵を描いてくれた子どもたち、その絵の完成のためにしっかりと最後まで指導くださった担任の先生をはじめとする夷隅小学校の先生たち、紙芝居づくりを応援してくださったいすみ市のみなさんに、心より感謝している。


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by kimfang | 2018-07-23 10:12 | トピックス
18/7/19 対馬の自然・歴史・文化体験ツアー その3

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 今回、ぼくが対馬に呼ばれた理由は、ただ、通訳をするためだけではなかった。ツシマヤマネコつにいて講演をするためにいったのだ。しかも、昨年だした『ツシマヤマネコ飼育員物語』(くもん出版)を書くにあたって、とてもお世話になった対馬野生生物保護センターが講演会場だ。いやがうえにも力が入った。

 ヤマネコの講演だが、コウノトリの話からはじめた。じつはコウノトリとヤマネコは、日韓が友好の証として交換した動物なのだ。

1988年、韓国は初のオリンピックである「ソウル五輪」を開催し、そのときにソウルと東京は友好都市になった。その10周年の記念行事のひとつとして、お互いが欲しい動物を交換したのである。韓国はコウノトリの受精卵を要求し、日本はヤマネコのつがいを求めたのだ。

 日本からやってきたコウノトリのおかげで韓国はコウノトリを野生復帰させることができたし、韓国からやってきたヤマネコのおかげで日本はツシマヤマネコの繁殖と飼育の基礎を整えることができた。そんなことを紙芝居をしながら子どもたちに話した。

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 また、日本でも韓国でも、ロードキル(交通事故による死亡)が深刻な問題であることを熱く語った。講演のあと、バスに乗っていると、生きものの死体のように見えるゴミが道路にあったのだが、すかさず子どもたちが「ロードキルだ!」と叫んだ。生きものの死体でなくてほっとしたと同時に、「ロードキル」という言葉が子どもたちの口から自然とでたことがうれしくて、思わずにこりと微笑んだ。

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f0004331_15540789.jpg 交通事故とともに大きな問題なのが、えさ不足である。田んぼは、ツシマヤマネコにとって簡単にえさがとれるかっこうの狩場でもある。

 生きもののたくさんいる、元気な田んぼを目指している農家さんの田んぼで(この日は水が少なくて、水路調査になってしまつたが^^)、地元、佐須奈小学校の5年生のみなさんと一緒に田んぼの生きもの調査をした。

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 ツシマヤマネコの故郷、対馬で、子どもたちにヤマネコの話をすることができて、とっても幸せなツアーだった!


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by kimfang | 2018-07-18 15:56 | トピックス
18/7/18 対馬の自然・歴史・文化体験ツアー その2

f0004331_09070097.jpgf0004331_09070746.jpg  対馬で子どもたちは、たくさんの体験をした。万松院にて、朝鮮侵略と友好親善の両方を託された宗家の話を聞き、朝鮮通信使について深く知ったし、日ロ戦争のときにつくられた運河を万関橋から眺めた。対馬青年の家では日本の「ふりかけ」というものをはじめて食べ、神話の里公園でキャンプもしてシーカヤックに乗って無人島にいって、韓国から漂着したゴミも持ちかえった。生まれてはじめて蕎麦を打って食べたし、40頭ほどしか残っていない絶滅危惧種の対州馬にも乗ってみた。

 そのほとんどが、生まれてはじめての体験だった。

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 けれどもぼくが一番すてきな経験をしたと勝手に^^思っているのは、民宿に泊まったことだ。34名が5班に分かれて泊まり、そこで日本の家庭の雰囲気と家庭料理を食べたのだ。今回の通訳はぼくともう1名の二人。通訳のいない班では、身振り手振りで意思を伝えながら交流したという。ホテルに泊まって、自分の好きなものを食べるのとはおおちがいの貴重な体験だったとおもう。

 ぼくが泊まった民宿は、食卓に韓国の箸とスプーンがおいてあり、チューブタイプのチョジャン(トウガラシ酢味噌)もあった。「うわーっ! これで刺身が食べられる」とよろこんだ子どもの笑顔が忘れられない。※左上

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 子どもたちは日本の文化に触れるためにやってきたが、受け入れる側の日本の人たちも韓国文化について関心を持つことも大事なことである。

 今回も朝食に味噌汁がでたとき、「なんでスプーンがないの?」と子どもたちがいった。そう。韓国では、汁物はすべてスプーンで食べる。ぼくがいわなくてもスプーンひとつ、そっと置いてくれているだけで、「ああ、この方は、こちら側の文化もよく理解してくださっているんだ」とうれしくなるのである。

 相手の文化を理解しようとする小さな気配りが、大きな友好親善へとつながると信じたい。


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by kimfang | 2018-07-18 09:10 | トピックス