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16日に高麗美術館にて行われた「トラの絵本読書会」の模様が韓国のニュース専門テレビで放映されました。
あくまでも「朝鮮 虎展」がメインなので、ぼくの講演の模様は4分45秒中の最後の45秒だけ。 しかも、リポーターが最後の最後に自分の名前をいうので、正確にいうと30秒です。ははは。 韓国語ですが、どうぞ。 後日放映された違うバージョンにも、登場しています。こちらも韓国語ですが。 ■
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by kimfang
| 2010-01-28 14:00
![]() 読書会数日前まで、20名程の募集に5名程の予約しかなく心配していたが、いざふたを開けてみると55名の参加者があり、大盛況のうちに終わってホッとしている。 ![]() なかには、遠く長崎県や、韓国からという参加者も。 足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。 講演は、ソウル大公園の飼育員からきいたチョウセントラの特徴や、朝鮮半島の人びとトラとの関わりなどを、写真を使って解説することから始めた。 そして『とらとほしがき』 『あずきがゆばあさんとトラ』など、韓国で愛されている代表的な「トラのむかし話」を楽しく解説させていただいた。 ![]() 読み聞かせは、小学校3年生で習っていて子どもたちがみんな知っている『おどりトラ』。 お話を知らないおじちゃんも、おばあちゃんも、みんな、小学生になった気分で聞き入ってくださった。 あと、もう少しで、きこりを捕まえられる… と、この世の想い出にと、きこりが笛を吹き始めると、あぁ、体が勝手に動いてしまう… おどりを我慢できずに、きこりを逃してしまうドジな「おどりトラ」。 ![]() このオチは、お話しの最初の方から、もうとっくにバレバレなのに、やっぱ、みんな、「ふふふ」「くくく」と笑ってしまう。 滑稽でいて、愛らしくて、哀愁が漂う文と絵。やはりこの絵本は本当にスゴイ。 最後に、民画などで有名な「鵲虎図」は、実はトラではなくヒョウだったことに触れた。 吉報をもたらす「カササギとヒョウ」の「報喜図」が中国から伝わるも、トラが大好きな朝鮮の人たちが、いつの間にか「カササギとトラ」に変えてしまったことを話し、危機に瀕するアムールヒョウの保護を訴えた。 ![]() なお、「読書会」は韓国のニュース専門チャンネル、YTNテレビの取材も受けた。動画が配信され次第、ここでも報告したいと思う。 ありがたいことに準備していた絵本は、9日の初日にひと種類が売り切れるなどことのほか好評で、16日の「読書会」でさらにふた種類が売り切れた。 でも、ご安心を! 初日の夜に急きょ追加注文した絵本が韓国から届いたので補充される。次の追加注文はしないので、今度こそ売り切れゴメン。どうぞお早目に! また、日本語版の絵本も発売しているので、ハングルが読めない方も大丈夫。 「朝鮮 虎展」は2月14日まで。 ■
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by kimfang
| 2010-01-17 16:27
| トピックス
![]() 2009年に出した「生きものと共にシリーズ」第1巻『人が作った鳥の家 巣箱』が、「고래가 숨 쉬는 도서관」(クジラが息をする図書館)が選ぶ、2009年・韓国のベスト絵本50に選定された。 고래가 숨 쉬는 도서관 とは、韓国の学校図書館・公共図書館で働く人たちと、子どもの本を愛する人たちが、新しい児童書の情報を深く楽しく伝える季刊誌だ。 50冊のなかには親友のイ・テスの『지렁이가 흙똥을 누었어』(ミミズが土のうんちをしたよ)もあった。彼は、この絵を描くのに7年もかかった。 ぼくも『ミミズ』に無関係ではなくて、日本の資料を翻訳して送ってもいる。そのお返しだと、テスは忙しいなか、『巣箱』の絵の指導と、付録の「紙巣箱」も描いてくれた。 仲のいい友と一緒に選ばれて嬉しさも二倍! そうそう『カヤネズミ』の付録も、また、テスが描いてくれた。 今年も、一緒に選ばれたらいいなぁ。それはつまり、韓国の生きもの絵本が認められてしっかりとした位置を築くことことでもある。頑張らないと。ちなみにテスは、今年の春に「成長過程シリーズ」第1巻『テントウムシ』を出す予定だ。 9月に会ったときは、まだ最初のページで全然進んでいないといってた。なんでも最初の絵は、冬を越すテントウムシの大群を描くようで、100匹ちかく描いているとか。それが済むと早いといってが、描くのが遅い彼のことだからどうだろう・・・ 今頃は、てんてこ舞いの忙しさだろうな。それでも早く描いて、予定通りに出してくれないと困る。だって、テスの『テントウムシ』に続いて出る第2巻は、なにを隠そうぼくの『カワセミ』なのだから^^ ■
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by kimfang
| 2010-01-11 14:47
| トピックス
![]() やはり、ネズミとウシはそりが合わないようだ。 昨年出版予定だった「カヤネズミの絵本」が大幅に遅れてしまったのは、そもそもウシ年にネズミの絵本をだそうしたこと自体に問題があったのかもしれない。 そりゃそうだろう。神様が十二支を決めたときも、ネズミはウシの背中にちゃっかりと隠れておいて、神様の家の門が開くやぴょんと飛び降りて一番をかすめ取ってしまったもの。 ウシがネズミを疎ましく思っているものガテンがいく。 ![]() そんなウシの「怨念」をモロに受けてしまったのは、ぼくよりも画家さん(ぼくも結構受けた)の方だった。 新型インフルエンザにかかり、ひと月も寝込んでようやく復帰するも、家族に体調を壊した方がでて体力が回復する間もなく介護の毎日。その方が治ったと思いきや、また別の家族が寝込んでしまってまたまた介護の日々という、それはそれは大変な一年だったようだ。 それでも何とか絵を描きあげてくれて、年末押し迫る30日にどうにか印刷にまでこぎ着けた。 雪が降り続く30日、「生きものと共に(더불어생명)シリーズ」第2巻、『カヤネズミ』の印刷が行われた。 今回の絵は韓国画。 カヤネズミの繊細な毛並みを表現したいとシルクの布に描いた。描いては乾くのを待ち、また描いては乾くのを待つという根気のいる作業の繰り返し。そんな苦労の末に描き上げた絵だからこそ、何とか原画に近いモノにしたい。 ただでさえ絵本は、原画に近い色合いがでるまで何度も試し刷りを繰り返すが、今回の印刷は朝早くから夕方遅くまでかかったようだ。 ![]() ![]() 例えば、このふたつの絵。 背景の部分に自然と「味わい深いシワ」ができているのがおわかりか。こういう「味わい」がでるように何度も何度も試し刷りを繰り返したのだ。 印刷を終えた絵本は今、製本所にある。書店に並ぶのは1月15日。 カヤネズミ君、もうトラ年だ。ウシさんはいないから安心してでておいで! (写真は、監修をして頂いた済州大学のオ・ホンシク教授提供) ちなみに、ぼくも画家さんもネズミ年生まれです。 (ウシさんにはなんの落ち度もありません。ネズミの贖罪意識過剰かも。だから、ネコはちゃんと可愛がってます。) ■
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by kimfang
| 2010-01-08 17:22
| トピックス
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