動物児童文学作家のキム・ファンです!!
18/2/11 青少年読書感想文全国コンクール 表彰式

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 9日、第63回青少年読書感想文全国コンクール表彰式が、東京の経団連会館で行われ、受賞者や関係者約830人が参加した。

 今回、このコンクールに応募したのは海外の日本人学校を含む25,847校、総応募数は4,307,256編。読書離れが心配される中、こんなにも多くの応募があったことに改めておどろき、はじめて参加してコンクールの規模の大きさに圧倒された。

 こんな大規模で長く続く読書感想文コンクールは、おそらく世界のどこにもないだろう。

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 そしてなんと、約431万編のなかから、ぼくの『すばこ』を読んだ感想文が、優秀賞である「毎日新聞社賞」と優良賞である「全国学校図書館協議会長賞」を受賞した。おめでとう、そしてありがとういう思いで表彰式に参加した。

 今回、はじめて参加して感じたことは、表彰された子どもたちが在籍している学校も同時に表彰されるということ。これが、コンクールが大規模で長く続く理由なのかもしれない。

 また、参加できるよう、いい本をだしていきたい。

 以下の毎日新聞の記事の中にある動画の7秒あたりにわたしが登場しています!

 「毎日新聞の記事」




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# by kimfang | 2018-02-11 10:49 | トピックス
17/2/5 『ゴリラから平和を学ぶ』、もうすぐ

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韓国で、ゴリラの科学読みものの発売が間近に迫っている。思い起こせばこの本は、2010年に『ココーゴリラと子ネコの物語』の翻訳企画を持ち込んだことからはじまった。なんと、発売までに8年もかかった本だ。

手話で話すゴリラ、「ココ」の絵本(アメリカ)は世界各国で翻訳されている名作だ。しかし当時、韓国にこの本はまだなく(今も)、出版社はこの企画を二つ返事で快諾した。いいプロデュースをしたとよろこんでいた。

ところが、翻訳許可の返事はこない。1年がたち、2年がたって出版社が、「もう、あきらめましょう。どうです? 先生がゴリラの科学読みものを書くというのは?」と逆に提案された。

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韓国では2006年にでた『ゴリラは携帯電話が憎い』という本(写真)がベストセラーになり、いまも売れ続けている。スマホや携帯をつくるのに欠かせないのが「タンタル」というレアメタル。それを得るためにゴリラの生息地が破壊されていることを衝撃的に知らせた。世界で一番、スマホや携帯をつくって売っている国ゆえに、その反響もとてつもなく大きかった。

その後、これを児童向けにしたものもでたが、(一般書も)一冊まるごとゴリラではなく、多くの話の中のひとつがタイトルの話なのだ。つまり、本格的なゴリラの科学読みものは、韓国になかったのである(今も)。

 ぼくの本は、争いのない平和な社会、序列がなく競争がない平等な社会を築いているゴリラをもっと詳しく知ろうという内容だ。タイトルは「ゴリラから平和を学ぶ」にした。

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 ゴリラをだそうとしてから8年間、翻訳の許可がこなかったり、画家さんにつらい災難があったり、担当編集者が2度も代わったりと、アクシデント続きだったが、昨年末、応募総数1,800編の中から「京畿道 優秀出版コンテンツ」(全10編)に選ばれた。

選定作は賞金をいただけるだけでなく、全国約3,000の京畿道内の公共施設に寄付されるという。

12日、発売予定。


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# by kimfang | 2018-02-05 10:31 | 出版物
18/1/31 左京区図書館で講演します

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 2月17日(土) 午後1時30分より、京都市左京区合同福祉センター3階会議室(左京区図書館の上の階)にて講演します。


 第一部

お子さま向けに「10万年前の通信使、ツシマヤマネコを守りたい」というタイトルでお話をします(ツシマヤマネコとカヤネズミの紙芝居もやります)。

 第二部

大人向けに「子どもたちに生きものの話を届けたい」というタイトルで話します。


 講演前後にサイン会もやります。

 定員70名。お申し込みは、左京区図書館、または、「けやき」ホームページから。(大きなチラシはこちらからご覧になれます)

 

 みなさまのお申し込みをお待ちしております。


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# by kimfang | 2018-01-31 13:59 | トピックス
18/1/12 野生のワシミミズクとあう

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 今年の初出張は、記録的寒さの韓国。きょうソウルの気温はマイナス15度! 

おとつい、ソウルから車で40分ほど北にあるパジュの「出版団地」にいった。韓国のほとんどの出版社はここにある。出版社をはしごするために訪れた。もちろん、ソウルよりもさらに寒い。

 打ち合わせを終えると、「鳥の和尚」さんとして韓国で超有名なトヨン和尚さんにワシミミズク観察に連れて行ってもらった。これもまた、今年初のフィールド観察。ワシミミズクは韓国では留鳥だけど、日本にはいない。動物園で見たことはあるが、野生では見たことがなかった。

ワシミミズクがいる現場に着いて和尚さんが「あそこにいるよ」といっても、ただ、岩があるだけで何もわからない。

ところがスコープで見ると、いるいる! 眉毛のような羽角がりりしいワシミミズクが岩のなかに。和尚さんがいった。「この子はオス。メスはちがう岩穴で卵をあたためている」と。

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でも、ふつうはえさの多い春に産卵するのでは?

すると、和尚さんが「カモやガン(右の写真はマガンとヒシクイ)たちがやってくる真冬こそは、ワシミミズクにとってはえさが豊富な時期。だからこの時期に産卵と子育てをする」だって。

あとで調べると11月から繁殖期に入り、1月から産卵をはじめるとあった。

なるほど! 自然というものはまことに奥深い。うまくできている。因みにオスは、たまごを抱いているメスのためにせっせとえさを運ぶという。

奥さんが大変な時期に、献身的に助けるいい旦那。冷血なハンターだと思っていたが、実際に野生のワシミミズクを見て印象がずいぶんと変わった^^ 


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# by kimfang | 2018-01-13 10:17 | 取材ノート
18/1/6 3年ぶりに紙芝居だします

 みなさま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 昨年はメジャーデビュー10周年という節目の年だった。

初の翻訳本など、何と、年間5作! さらには、『すばこ』が課題図書に選ばれるという、節目の年にふさわしい素晴らしい1年だったと思う。あきらめずにがんばっていると、だれがが見ていてくれいて何とかなる。そんな思いを新たにした。とはいえ、「今年は昨年よりもさらに」、と簡単にいかないことはよく知っているつもりだ。これまで通り、地道にひとつひとついい作品をだしていきたいと考えている。

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新年に当たり、みなさまに真っ先に報告したいのは、久しぶりに紙芝居がでるということ。紙芝居は常に執筆の依頼があり、イベント向けに書いては自ら上演してきたが、五山賞をいただいた『カヤネズミのおかあさん』以来、3年ぶりの出版だ。

『カワセミのあおとあか』(童心社)が、2018年度の定期刊行かみしばいとして6月にでる。

絵を担当してくださるのが、『きせきの海をうめたてないで』でもお世話になった、おおたぐろまりさん。『この羽 だれの羽?』(偕成社)などの作品でをだされている画家さんだ。

毎夏、トーハン主催の「こどもの本ブックフェア」では紙芝居を演じてきたが、今年は新作を演じることができそうだ。


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# by kimfang | 2018-01-06 10:57 | トピックス
17/12/27 NHK 「動物の赤ちゃん」に京都のツシマヤマネコ登場

もうすっかり毎年の恒例となった、NHKの「こんにちは! 動物のあかちゃん」。今年は10周年スペシャルだった。いやいや、ぼくが本に書いた京都市動物園のツシマヤマネコの赤ちゃんと担当飼育員が登場したので、超スペシャル!

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 京都のヤマネコの赤ちゃんは、「今年の赤ちゃん20連発の番外編」というくくりで5分にわたって放送された。

10月に同園で開催されたイベント、「やまねこ博覧会」にNHKの取材チームがやってきた。

ぼくはそこで紙芝居をしたので、少しは撮ってくれるかなと期待したがナッシング^^ 雨の中、ずうっと公開中の子ネコばかりを一生懸命に撮っていた。なるほど、それはこの番組のためだったんだな。

 番組はクリスマスイブの1224日に放送された。

 惜しくも見逃したみなさん、ここから再放送のリクエストを!


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# by kimfang | 2017-12-28 14:33 | トピックス
17/12/23 ツシマヤマネコ、毎日新聞で紹介


f0004331_12082652.jpg 10月にくもん出版からだした『ツシマヤマネコ飼育員物語』が22日付けの毎日新聞で紹介された。「掲載童話、書籍化ぞくぞく」という内容だ。

 そう、何を隠そうこの本は、今年1月に毎日新聞の人気コーナー「読んであげて」に掲載されたものを「大幅に加筆」し、書籍化したものだ。

ちょうど去年の今ごろは、元旦からの連載を間近に控えて胃の痛む思いをしていた。あっという間の一年だった。

 記事をについて少しだけ補足したい。タイトルに「童話」とあるが、ぼくの作品は架空のお話ではなく、事実にもとずいたノンフィクション児童文学だ。

読んであげてのコーナーでのノンフィクションは非常にまれで、関係者は、「もしかするとはじめてかもしれない」といっていた。

 事実、依頼を受けたときも、ノンフィクションを連載という形態にするのは技術的にむずかしいとからと、返事を保留したいきさつがあるほどだ。

 そう。ノンフィクションゆえに苦労が多かった。つぎの回も読んでもらえるようにするのが作家の腕の見せどころなのだが、作り話ではないので都合よくはいかない。また、限られた文字数では深く語れないところもあった。書籍化にあたっては、そのようなところに縛られることがないので、「大幅に加筆」したということだ。

 記事にもあるように、物語の「準主人公」だった「ナマブ」が連載後すぐの2月に死んだ。連載では誕生しなかった新しい命も、5月に生まれた。連載のその後の話としても、手に取ってもらいたいと思っている。

 そもそもこの物語は、ツシマヤマネコのことを多くの人に知ってもらうために書いた。本の売り上げの一部が、ツシマヤマネコのために使われるようになったことをたいへんうれしく思っている。

みなさまの力で、ツシマヤマネコという絶滅に瀕した生きものがいて、絶滅させまいと頑張っている人たちがいることを描いたこの本を、さらに広めていただければと願っている。


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# by kimfang | 2017-12-26 12:10 | 出版物
17/12/16 米子エコツアー番外編 紙芝居作家、水木しげるの資料を求めて
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 せっかく境港にいくのならばと、前日に取材をしたのが水木しげる記念館。じつは12年前に米子で講演があり、そのときに一度訪れている。今回は、「水木しげるの紙芝居資料」を求めて取材した。

 紙芝居関係の講演をするときに必ずといっていいほど紹介するネタに、「ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家水木しげるは、紙芝居作家からスタートした」という事実。

 でも、口でいうだけで、その証拠となる資料は見せていなかった。何かないだろうとやってきたのだ。

 館内のパネルや展示資料に目的のものがあって、ほっとした。つぎからは、この写真を見せて話ができる。

 さて、境港にいくならば、だれもが乗ってみたいと思うのが鬼太郎列車。12年前に「鬼太郎号」は乗っているから、今回は「ねこ娘号」に乗りたかった。いやいや、ネズミの紙芝居で大きな賞もいただいているので、「ねずみ男号」乗るのもいい。どちらかに乗れればいいなぁと思っていた。

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 米子駅の奥まったところ0番線にその列車はくる。わくわくしながら進むと…。

あれっ? 妖怪たちの絵じゃない! ぼくが乗ったのは「山陰海岸ジオパーク号」。世界ジオパークネットに加盟できたことをよろこんでないのではない。でも、やっぱり、妖怪が描かれた列車に乗りたかったなぁ~。

 すると、通訳チームの友人から「ねこ娘」に乗って先に着いたとの連絡。反対方向には「ねずみ男号」が。くっそう、帰りは必ず、このどちらかに乗るぞ!

 で、帰りに乗ったのが「目玉おやじ号」。あちゃ~。ま、もう一度ジオパークでなくてよかったけれど、やっぱり、「ねこ娘号」か「ねずみ男号」に乗りたい!

 また、境港にきなさいということなのだろう^^



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# by kimfang | 2017-12-21 10:07 | トピックス
17/12/15 米子エコツアー 韓国の子どもたちを案内 その3

f0004331_10045687.jpg今回の旅は、ただ、水鳥公園にくるのだけが目的ではない。ここで、日韓の子どもたちの交流会をすることが一番の目的。日本側から15名の参加があった。

いったい、どのような交流会になるのか? ぼくはそれがとても気になっていた。

 まずは日本側、水鳥公園館長の神谷さんからはじめた。両国の子どもたちにクイズをだすという。ところが、そのだし方を聞いておどろいた。

「問題は館のなか6カ所に、韓国語で書いてあります。韓国の方はそれを日本の方に何とかして伝えてください。答えは簡単です。日本側はみな、知っていますから」

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f0004331_10045095.jpg同じテーブルに座る日韓の子どもたちは、初めて会うし、言葉が通じないから、どこかぎこちなかった。

 ところがクイズがはじまると、韓国の子どもたちは、英語と体をつかい、スマホで画像を見せながら、何とか問題の意味を伝えようと積極的に日本の子どもたに話しかけた。

 それを受けて日本の子どもたちも、必死に答えを伝えようと努力した。

 みるみるうちに、両国の子どもたちが仲良くなっていく。 

 つぎは韓国側、花浦川湿地公園館長のクァクさん。事前につくってきた「KOREA JAPAN」2羽のハクチョウを60個のジクソーパズルにした、そのひとつひとつにみんなで絵を描き、その裏に自分の連絡先を書く工作をした。日韓の子どもたちが、それを使って連絡先を交換した。

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いままでぼくは、数々の日韓子ども交流の通訳を務めてきたが、こんな短時間で、こんなにたのしく、深く仲良くなれた交流はなかった。

 それもこれも、日韓両館長の経験とアイデア、何よりも館長同士の友情があって、これが成し遂げられたと思った。

 記憶に残る、すばらしい交流会だった!

おわり。


 ※集合写真は、水鳥公園のホームページより








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# by kimfang | 2017-12-20 10:07 | トピックス
17/12/15 米子エコツアー 韓国の子どもたちを案内 その2

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いよいよ2日目は、今回の旅の目的地である「米子水鳥公園」。ここは、中海の東の端にある、広さ28haもある水鳥たちのサンクチュアリだ。220種を超える鳥が確認されている。特に冬になるとやってくるコハクチョウが有名。コハクチョウは夜は公園で寝て、朝になると島根県安来市にえさを食べにいき、また、夕方になると帰ってくる。

韓国の子どもたちは公園にいく前に、水田にいるコハクチョウを観にいった。

「灰色のハクチョウがいるから探してごらん」

 子どもたちは水鳥公園・ネイチャーセンター館長の神谷さんから説明を聞き、双眼鏡をのぞきながら発見シートに書かれているハクチョウを探した。

 ハクチョウは「白」い鳥なのに灰色の鳥がいる。それこそは「見にくいアヒルの子」。やがて白くなる子どものハクチョウなのだ。

f0004331_10205411.jpgf0004331_10204942.jpg「先生、全部できましたが、もぐっているのいません!」

 子どもたちが声をそろえていった。熱心にシートを見ている証拠だ。

それにしてもこの発見シートはよくできている。水鳥公園のものをぼくが韓国語に訳したのだが、わかりやすい絵があるから声を張りあげて説明しなくてもいいし、自然と説明に関心がいく。これまでも、コウノトリやガンなど、子どもたちを野外観察に連れてきたが、こんなシートをあったならもっとうまくいったのに…。

次回からは、必ずつくっていこう!

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「じゃあ、もぐっているのを見にいきましょう」

 水鳥公園にいき、コブハクチョウなどいろいろな鳥を観察した。

 米子水鳥公園のホームページはここ

 つづく。


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# by kimfang | 2017-12-19 10:24 | トピックス